内藤まろの書き写したい日本語

上代・中古文学

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在原業平

秋萩をいろどる風はふきぬともこゝろはかれじ草葉ならねば

あきはぎをいろどるかぜはふきぬともこころはかれじくさばならねば

 

ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれないに水くゝるとは

ちはやぶるかみよもきかずたつたがわからくれないにみずくくるとは

 

見ずもあらず見もせぬ人の恋しくばあやなく今日やながめくらさむ

みずもあらずみもせぬひとのこ...

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上代・中古文学

中世・近世文学の最新記事

与謝蕪村

学問は尻からぬけるほたる哉

がくもんはしりからぬけるほたるかな

斧入れて香に驚くや冬木立

おのいれてかにおどろくやふゆこだち

目に嬉し恋君の扇真白なる

めにうれしこいぎみのおうぎましろなる

路たえて香にせまり咲いばらかな

みちたえてかにせまりさくいばらかな

岩倉の狂女恋せよほとゝぎす

いわくらのきょうじょこいせよほととぎす

月更けて猫も杓...

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近現代文学

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三人客

「お待遠様、」

と出したのを、黙って請取って、腰のあたりで

引着けたまゝ茫やり。

「おやおやおや!」

帳場から、

「父上!」

「何うしたの、」と娘もばたばた、何につけても忙しい、

壱岐殿坂下のおやこ蕎麦と看板に記して、

夫婦と娘ばかり、男も使はず、近所の手前は親仁が受持って、

留守の内は板前を母親から預る、娘が給仕の共稼ぎ。

店も座敷も八...

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